オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ2013/12/24

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ
「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」を観てきました。
何世紀も生きてきた吸血鬼のアダム(トム・ヒドルストン)とイヴ(ティルダ・スウィントン)はデトロイトとモロッコのタンジールで、離れて暮らしている恋人同士、いや夫婦かな。今や野蛮な方法で血を吸うのではなく、病院から非合法に血液を調達。2人の連絡はiphoneやパソコンを使ったビデオ通話。
イヴがデトロイトにやって着て、2人は久しぶりに再会する。しかし、イヴの妹のエヴァ(ミア・ワシコウスカ)も、訪ねてくると、問題を起こす…。
初めはアダムとイヴのそれぞれの生活がゆっくりと映し出されます。血液をワインのように味わったり、アダムはひっそりと活躍するカリスマミュージシャンなのが、わかったりします。好みが分かれそうですが、ちょっと眠くなる人もいるかも。再会するとバカップルのように、イチャイチャと楽しそうな様子。夜でもサングラスをしてドライブに行ったりします。昼間は眠って、血を飲んで生きていて、伝統的な吸血鬼のようです。それが現代社会でひっそりと生きている様子が面白いです。時に笑えます。エヴァが出てきて、物語は動いていきます。困った妹のようで、アダムとイヴを危機的状況に陥らせます。私はタンジールもデトロイトも夜の風景が興味深かったです。私も休みの日は寝坊して、夜に外出したりするので、夜の魅力に魅せられているのかもしれません。
ティルダ・スウィントンは吸血鬼役にピッタリでした。アダム役のトム・ヒドルストンは「マイティー・ソー」や「アヴェンジャーズ」でロキを演じていた人です。本当にミュージシャンっぽかったです。

★★★★☆ 4-