おじいちゃんの里帰り2013/12/23

おじいちゃんの里帰り
「おじいちゃんの里帰り」を観てきました。
1960年代にトルコからドイツに移り住んだイルマズ一家のフセインは、50年頑張って、今や孫もいる大家族のおじいちゃんになった。ある日、フセインがみんなでトルコに里帰りしようと言い出す。初めは反対した家族だったが、おじいちゃんに押し切られて、帰ることになる。ドイツしか知らない者は不安もあるだろうし、家族たちはそれぞれに問題を抱えていた…。
トルコに着いてから、家族でバスに乗って行くので、「リトル・ミス・サンシャイン」を彷彿としました。ハートウォーミングな所も通じるところがあって、私は大好きな映画です。
フセインが若い頃にドイツにやって来た頃の話と、おじいちゃんになってトルコへ行く話の両方があって、カルチャーギャップにクスっと笑えます。そして、ありえない過去と未来の融合があって、明るい語り口と不思議な映像で楽しめました。音楽もちょっとにぎやかだったけど、気持ちが伝わってきます。ひどい苦労したとか、普通の移民よりも大変だったということもないかもしれないけど、あったとしても軽い調子で家族の歴史が語られていきます。
孫の男の子が、超かわいい。初めの方はどれが子どもで、どれが誰の子ども?嫁?とわかりづらかったけど、一家の過去を知ると、だんだんわかってきました。話は想像とは違う方向に行ってしまうんだけど、泣いたり、笑ったり、希望も持てる映画でした。

★★★★☆ 4+