四十九日のレシピ2013/11/25

四十九日のレシピ
「四十九日のレシピ」を観てきました。
妻の乙美を亡くして無気力になっていた良平(石橋蓮司)。その娘の百合子(永作博美)は夫の浮気が原因で、実家に戻ってくる。その家に乙美から生前に頼まれていたという派手な服装のイモ(二階堂ふみ)が現れ、四十九日まで家事を手伝うと言う。乙美が残していたイラスト入りのレシピには、わかりやすい料理や家事の方法が書かれていた。四十九日は大宴会をしてほしいことを知った家族は、日系ブラジル人のハル(岡田将生)も加わり、協力していく…。
原作のファンで、NHKのドラマも見ていました。そのせいか、原作とドラマとつい比較してしまいます。原作より良いのはないですけど、話はわかっていても、泣けてしまいました。亡くなった乙美は後妻で百合子の本当のお母さんではないのですが、家族を大切に想い、自分がいなくなった後も、家族が元気で暮らしていけるように、大きな愛でレシピを残しています。そこには思い出も書かれています。家族だけではなく、施設で依存症の人たちが社会復帰できるように心を尽くしてきました。
一方、夫の良平は、妻の突然の死が受け入れられず、感謝を伝えられなかったことを悔やんでいます。娘の百合子のおかれている状況はシビアです。子どもができず悩んでいた百合子に、夫の愛人から妊娠したから離婚に応じてやってほしいと電話があるのです。力になってくれる母はいないのです。
悪くないのですが、細かいところがあいまいなので、原作を知らない人は、唐突に思うこともあるのではないかなぁ。原田泰造演じる夫を許せるような状況にも感じないし、口うるさい親戚のおばさんが急に態度を変えたようにも思えます。イモとハルが何故、父娘のもとを訪れたのか、もっと深い意味があるはずなんです。でも二階堂ふみはきれいですね。声もかわいらしいです。

★★★☆☆ 3

コメント

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_ はらやんの映画徒然草 - 2014/01/18 12:33

自分が幸せになろうとして、人から奪おうとする人がいます。 主人公百合子の夫を奪お

_ 京の昼寝〜♪ - 2014/02/15 20:17



□作品オフィシャルサイト 「四十九日のレシピ」□監督 タナダユキ□脚本 黒沢久子□原作 伊吹有喜□キャスト 永作博美、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子、 内田慈、荻野友里、中野英樹、小篠恵奈、執行佐智子、赤座美代子、茅島成美■鑑賞日 1...

_ オヨヨ千感ヤマト - 2014/07/09 11:19

ひさしぶりに「良い映画」が観たかったんです。で、最近最後に観た「良い映画」って何