女っ気なし2013/11/19

女っ気なし
「女っ気なし」を観てきました。
フランス北部ノルマンディ地方の小さな港町オルト。青年シルヴァン(ヴァンサン・マケーニュ)が管理するアパートを、ヴァカンスでお客さんが訪れる。姉妹のようにも見える母娘。海水浴に行ったり、買い物を手伝ったりしてシルヴァンとも仲良く過ごす。明るくて奔放なシングルマザーにシルヴァンは淡い想いを抱きますが、シルヴァンの友人のジルも積極的に誘いをかけてくる…。
甘くせつないひと夏のシルヴァンの経験が描かれています。シルヴァンはちょっとポッチャリで髪が薄く、イケてない男。人が良くて親切なんだけど、女性が相手にしてくれないし、ちょっとオタクっぽい。でも、この夏は母娘と過ごして、彼の孤独も薄らぐのです。哀愁が漂い、時にユーモラスで、見ているうちにシルヴァンが愛すべきキャラクターになっていきます。
新人監督ギョーム・ブラックの作品で、前作の「遭難者」も併映ですが、その話でもシルヴァンが出てきます。シルヴァンは親切にしようとしているのに、冷たくされます。季節が違うのか「遭難者」の薄暗い雰囲気もステキで、美しい風景が見られます。「女っ気なし」では、うって変わって、夏の太陽のもとで明るい風景になります。どちらもこのオルトという町が魅力的に映ります。いかにもフランス映画っぽくて、男女のあれこれや微妙な心理が描かれています。ちょっと昔の映画っぽい気もしますが、そこがまた良いです。

★★★★☆ 4+

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