残月2013/11/06

残月
「残月 みをつくし料理帖」 髙田 郁・著 ハルキ文庫
シリーズ第8弾。吉原の大火で、皆が大切に思っている人が亡くなってしまい、その人が残した願いを叶えたいと模索する澪。
大阪から澪と共に息子の佐兵衛を探しにやってきた芳にも、展開があります。佐兵衛の行方と、火事で助かった幼なじみ野江のその後など。今まで登場した人たちの、近況がわかって、物語は静かに進んでいます。
前巻の終わりが衝撃的のまま、次の本がなかなか発売しなかったですが、今回はちょっと良い終わり方で、しみじみしました。