ななつのこ ― 2013/10/25

「ななつのこ」 加納 朋子・著 東京創元文庫
女子大生の駒子は、「ななつのこ」という本を気に入り、ファンレターを書く。身辺に起こった不思議な出来事を書いたことから、その謎を解決する内容の返事が作者から送られていきた。こうしたやりとりが続き、駒子の近くで起こったミステリーが解決されていく連作短編。
「ななつのこ」という本の中の話と、現実に起きる駒子の生活が両方語られていて、二重のミステリー解決の話でした。その両方に見事に謎を解き明かす人物がいます。殺人事件は起きないけれど、ほんわかした内容でした。1つ1つの謎以外にも大きな謎もありました。でも、私はどこまでが手紙の内容なのか、二重構造になっているところが、時々複雑に思えました。作中の話の「ななつのこ」は少年“はやて君”の持ち込む謎を“あやめさん”がたちまち解決してくれるような話で、表紙絵のように温かな雰囲気をかもしだしています。
女子大生の駒子は、「ななつのこ」という本を気に入り、ファンレターを書く。身辺に起こった不思議な出来事を書いたことから、その謎を解決する内容の返事が作者から送られていきた。こうしたやりとりが続き、駒子の近くで起こったミステリーが解決されていく連作短編。
「ななつのこ」という本の中の話と、現実に起きる駒子の生活が両方語られていて、二重のミステリー解決の話でした。その両方に見事に謎を解き明かす人物がいます。殺人事件は起きないけれど、ほんわかした内容でした。1つ1つの謎以外にも大きな謎もありました。でも、私はどこまでが手紙の内容なのか、二重構造になっているところが、時々複雑に思えました。作中の話の「ななつのこ」は少年“はやて君”の持ち込む謎を“あやめさん”がたちまち解決してくれるような話で、表紙絵のように温かな雰囲気をかもしだしています。
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