ペーパーボーイ 真夏の引力2013/08/14

ペーパーボーイ
「ペーパーボーイ 真夏の引力」を観てきました。
1969年夏・フロリダ。大学を中退したジャック(ザック・エフロン)は、父の会社で新聞配達を手伝っていた。大手新聞社で記者をしている兄のウォード(マシュー・マコノヒー)が、死刑囚にかけられた冤罪疑惑の取材の為に帰省した。ジャックはウォードを手伝うことになり、死刑囚の婚約者のシャーロット(ニコール・キッドマン)に、心奪われていく。死刑囚ヒラリー(ジョン・キューザック)に面会すると、狂気と欲望に満ちたいかがわしい男だった。事件の真相をめぐり、殺人事件をめぐる複雑な人間関係に、ジャックは巻き込まれていく…。
あえてそうしているのだろうと思うけど、1960年代の雰囲気を出す色合いで、映像の構成も独特、まるで古い映画を観ているような気分になる。そこがとても良いのだ。夏の暑さを感じ、濃密でねっとりするような映画だった。ほとんどの役者が、意外な役をここまでやっちゃうの?って感じで演じているのが見所。ニコール・キッドマンはエロいバービー人形のよう。ファッションもサングラスなどの小道具、メイクも興味深い。が、マネはできないけどね。
ジャックとウォードの父親役はスコット・グレン。もみあげが長くて誰だかわからなかった。
この時のマシュー・マコノヒーは「マジック・マイク」の時ほどムキムキになっていないが、かわりにザック・エフロンがブリーフ姿で、肉体美を見せてくれる。
楽しい話ではないけど、ヒリヒリとした緊張感が持続する。1人の青年の一生忘れられない強烈な夏の体験を近くで覗いているような気分になる。

★★★★☆ 4+

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