孤独な天使たち2013/04/27

孤独な天使たち
「孤独な天使たち」を観てきました。
主人公ロレンツォは、1人でいることが好きな14歳。彼は学校のスキー旅行に出かけると親に嘘をついて、自分の住んでいるマンションの地下室にこもって1週間過ごそうと計画する。大好きな音楽を聴いたり、ゆっくり本を読んだり、ひとりを満喫しようとする。食糧を買い込んでおいて、旅行へ出かけるふりをして、マンションにこっそり帰ってくる。しかし、異母姉のオリヴィアが地下室に現れたことで、事態は一変する。わがままに振り回されるロレンツォだったが、問題をかかえるオリヴィアの痛みや孤独を知り、はじめは反発していたが親しみを感じるようになる…。
ベルナルド・ベルトリッチ監督作品です。子どもでもない大人でもない少年の微妙な心情、成長が描かれています。一番びっくりするのは、地下室です。日本でもトランクルームのあるマンションもあるけど、この舞台となったところはとても広くて、使ってないソファやマットがあり、トイレもあるので、生活ができてしまうこと。窓もあって光も入るし、使ってないからホコリだらけで、きれいでもないんだけど、家とは別にそんな広いスペースがあるなんて、日本人からしたら羨望です。お母さん役のソニア・ベルガマスコという女優さんはヒラリー・スワンクに似ていると思いました。

★★★☆☆ 3