水晶萬年筆2013/01/29

水晶萬年筆
「水晶萬年筆」 吉田 篤弘・著 中公文庫
東京の十字路が出てくる6編の短編集です。
現実感もあるんだけど、ファンタジックでどれも不思議な世界です。
言葉へのこだわりを強く感じます。
「黒砂糖」という話はファンファーレ専門の作曲家の先生に弟子入りした僕は先生のしていたことをついで、月夜に種を蒔く人になっている。あぁ、なんのこっちゃとわからないと思うんだけど、読んでみると味わいがあるのです。

吉田篤弘の私のベスト本
「それからはスープのことばかり考えて暮らした」中公文庫