杏のふむふむ2012/11/06

杏のふむふむ
「杏のふむふむ」 杏・著 筑摩書房
女優の杏さんの「出会い」をめぐるエッセイ集。
印象的な小学校の先生、ラブラドールのハリー、モデルの仕事をするために単身海外へ行って出会った人々、黒柳徹子さんのことなどなど。この本を読むと杏さんのこれまでの歩みや人柄がよーくわかります。「名前をなくした天使」「妖怪人間ベム」、ミュージカルの舞台に立つなど、仕事の流れととも、その裏側の様子を知ることができます。読書家のせいか、文章も読みやすく、ところどこにかわいい自筆のイラストが入っています。
仕事柄、いろいろ新しい出会いはあると思うけど、その出会いに感激し、大切にする態度が好印象でした。
寅年にフーテンの寅さんの衣装で年賀状の写真を撮影するなど、シャレた遊び心がある人なんですね。面白い本でした。