チキンとプラム2012/11/01

チキンとプラム
「チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢」の試写会へ行ってきました。
バイオリニストのナセル・アリ(マチュー・アマルリック)は死ぬことにした。大切なバイオリンを壊されてしまったから。最後の8日間で、彼の人生をふりかえっていきます。叶わなかった恋。妻と結婚したいきさつなど。
映像は美しく、異国情緒あふれ、ファンタジックな世界です。セリフは少なめ、豪華な主演者(イザベラ・ロッセリーニ、キアラ・マストロヤンニなど)、マチュー・アマルリックは大好き。なのに、なのに、なんでか眠くて、大切なシーンをあまり見ていないのです。だから、自分が好きな映画かどうかよくわからないまま、あれれ終わってしまったのでした。叶わなかった恋は美しかったけれど、なんか奥さんもかわいそうかな。

★★★☆☆

さんまフライ弁当2012/11/02

さんまフライを買ってきて、入れただけ弁当。ポテトサラダと生野菜。

街の灯2012/11/03

街の灯
「街の灯」 北村 薫・著 文春文庫
昭和7年、士族の令嬢、女学生の英子。専属運転手として、新しくやって来たのは別宮みつ子。英子はベッキーさんと呼ぶ。別宮はこの時代の女性には珍しい車の運転をするだけじゃなく、度胸は据わっているし、いろいろなことに精通している人物。
英子のまわりで起こる事件の謎解きを手伝う。「謎解きはディナーのあとに」風に聞こえるかもしれないけど、そこはちょっと違っていて、別宮はあくまでも目立たず、推理もひけらかさず、脇役に徹している。
上流階級の生活は馴染みがないので、別世界な感じがしてなかなか進みませんでした。でも銀座はこうだったのかとか、時代描写が興味深いです。
タイトルの「街の灯」はチャップリンの映画と関係あるのかなぁと思ったら、最後に出てきました。英子の兄が「街の灯」はトーキーで撮っていないことを惜しむのです。弁士の必要な無声映画では、後世に残らないというような発言をするのだけど、そんなことはないですね。「街の灯」は今でも素晴らしい映画です。そして、後の時代にも残っていく映画でしょうね。

パスタランチコース2012/11/04

吉祥寺へ行った時に食べたパスタランチ。


前菜盛り合わせ。


グリンピースのスープ。


アサリの大葉のパスタ。


デザート。
どれもおいしくて、満足。お腹パンパンになったなぁ。

009 RE:CYBORG2012/11/05

009 RE:CYBORG
「009 RE:CYBORG」を観てきました。
かつて世界を救うために活動していたサイボーグたちは、今では世界各地に散らばっていた。高層ビルを狙ったテロが連続し、ゼロゼロナンバーサイボーグたちは、生みの親であるギルモア博士のもとへ集結する…。
スタイリッシュという言葉が一番合うような気がします。1人1人のキャラクターが洗練されて、美形になっていました。赤ちゃんの001なんか、かわいいけど、かっこいい。フランソワーズは色気ありすぎなような気もしますが…。009のジョーだけが日本人だったんですね。それも高校生だったのか?!3D映像の進んだ技術のおかげで、“加速装置”の感覚を、体験できた感じがして、映像の方はとても満足しました。六本木の風景もきれいだったなぁ。
でもストーリーはかなり宗教的というか観念的で、小難しいところがありました。
特にラストの持っていきかたが、どうかなぁ。

★★★☆☆

杏のふむふむ2012/11/06

杏のふむふむ
「杏のふむふむ」 杏・著 筑摩書房
女優の杏さんの「出会い」をめぐるエッセイ集。
印象的な小学校の先生、ラブラドールのハリー、モデルの仕事をするために単身海外へ行って出会った人々、黒柳徹子さんのことなどなど。この本を読むと杏さんのこれまでの歩みや人柄がよーくわかります。「名前をなくした天使」「妖怪人間ベム」、ミュージカルの舞台に立つなど、仕事の流れととも、その裏側の様子を知ることができます。読書家のせいか、文章も読みやすく、ところどこにかわいい自筆のイラストが入っています。
仕事柄、いろいろ新しい出会いはあると思うけど、その出会いに感激し、大切にする態度が好印象でした。
寅年にフーテンの寅さんの衣装で年賀状の写真を撮影するなど、シャレた遊び心がある人なんですね。面白い本でした。

危険なメソッド2012/11/07

危険なメソッド
「危険なメソッド」を観てきました。
若き精神科医ユング(マイケル・ファスベンダー)は、新たな患者ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)を受け入れる。彼女の幼少期の記憶をたどり、強いトラウマの原因をつきとめていくが、二人は医師と患者の一線を越え、不倫関係になる。精神分析学の権威だったフロイト(ヴィゴ・モーテンセン)はユングのことを認め、自分の後継者と考えていたが、ザビーナをめぐるユングの葛藤や理論の対立で、次第に師弟関係にも変化が生じてくる…。
精神分析の基礎を築いたフロイトとユングの出会いや関係、そこに1人の女性が関わっていたという、史実に基づいた物語。
監督はデヴィッド・クローネンバーグ。
心理学の理論は聞いたことがあっても、ユング自身がどんな人物であったのかは知らなかったので、とても興味深かったです。このフロイトとユングのキャスティングもステキ。当時の病院や生活の雰囲気も見れて楽しかったです。フロイトはわりと子だくさんだったとか、ユングは奥さんがお金持ちだったとか、初めて知ることが多かったです。ザビーナのことも知らなかったし。
心理学に興味がない人にはちょっと堅苦しい映画かもしれないです。私はユングが好きなんです。
超常現象的な学説を唱えるユングに対し、そういうことを認めないフロイト、討論したり、夢を分析したりするところがまた面白かったです。偉大な2人の偉人によって、心理学の世界は大きく変わったし、患者であったザビーナは聡明な女性で、精神分析学に貢献していた言えるでしょう。

★★★★☆

おぎのやの釜めし2012/11/08

釜めし
会社の近くの群馬県のアンテナショップ(ぐんまちゃん家)で、時々釜めしを売っているんです。持って帰るのが重いけど。
懐かしい。小さい頃食べた記憶があります。
鶏肉、竹の子、シイタケ、ゴボウ、栗、あんず、うずらの卵、グリーンピース、しょうが。小さい容器に漬け物が入っています。
冷めてもおいしいです。

牛肉と舞茸とにんにくの芽の炒め物2012/11/09

家での食事は、簡単に炒め物が多いです。
牛肉と舞茸とにんにくの芽の炒め物、オイスターソースで味付け。

のぼうの城2012/11/10

のぼうの城
「のぼうの城」を観てきました。
武蔵国の忍城(おしじょう)。城主の従姉にあたる成田長親(野村萬斎)は領民からは“でくのぼう”を略して“のぼう様”と呼ばれ親しまれている。
天下統一を目指す豊臣秀吉(市村正親)は石田三成(上地雄輔)に、大軍を指揮して、忍城や近隣の城を攻めることを命じる。すぐに降伏すると思われた忍城は、総大将である長親が戦を選択。わずか500人の兵と農民たちで2万の軍勢を迎え討つ。
余裕たっぷりの豊臣軍に対し、立ち向かう忍城の大将は正木丹波守利英(佐藤浩市)、柴崎和泉守(山口智充) 、酒巻靱負(成宮寛貴)を中心に、土地の利を生かした戦い方をしていく…。
原作のファンです。大将の名前を並べたのは、この3人のキャスティングは、原作のイメージになかなかあっているなぁと思って。中心となるのは佐藤浩市さんなんですが、かっこいいですよね。原作の良いセリフもちゃんと入っていたし。
ただ主人公の長親は野村萬斎さんとは違いますよね。先に本を読んでいる人は、そう感じる人も多いと思います。でも萬斎さんも悪いわけじゃないんですよ。原作よりも先に映画を観たら、違和感はないんじゃないかな。面白く演じてくれましたし、踊りのシーンもさすがです。振り付けも萬斎さんがしているらしい。
さて、原作で読むとどういう人かというと、大男でアホっぽい感じなんですよ。農民からは親しまれていても、尊敬はされていなさそうな感じ。しかし、実は誇り高く聡明な人物。農民ものぼう様のためなら命をかけることもいとわない人気者なんです。
イメージで言うと荒川良々さんとかTKOの木下さんとかかなぁ。
そんなんで厳しい目で見てしまいますが、なかなかよくできた映画でした。史実をもとに描いているし、最後に実際の出来事だったのだなぁという印象の映像が流れますよ。

★★★☆☆