シャルダン展-静寂の巨匠2012/10/20

シャルダン展
三菱一号館美術館で開催しているシャルダン展に行ってきました。
ジャン・シメオン・シャルダン(1699-1779)はフランスの静物・風俗画の巨匠だそうです。
静物画は、あまり好きではなかったんです。狩猟の獲物の絵とか多いですよね。死んだ鳥や兎の絵の良さがよくわからないし。花も花瓶に活けてあって、真ん中にどんと描かれていたり、水差しやコップなど、つまらない絵だと思っていたのです。でも、だんだん考えが変わってきました。私の好きな静物画は、ズバリ食べ物の絵です。果物やパン、時にはバターの絵もあります。静物画にはその絵が描かれた時代の食卓が反映しているのです。あぁ、やっぱり食いしん坊なんでしょうか。
このチラシの絵もいいですよね。<木いちごの籠>という絵です。木いちごがてんこ盛りになっていて、色もきれいです。この絵は個人が所蔵しているもので、普段はなかなか見れないのだそうです。
この絵にも描かれていますが、水の入ったコップも、描くのって難しそうですよね。透明な水やガラスの感じなんかを見るのも面白いです。
平日の木・金曜日は20時までやっていて、18時以降はアフター6割引で1000円で見れます。
仕事の帰りに寄ってみるのもいいのではないでしょうか。静かでおだやかな時間が持てます。