おいち不思議がたり2012/08/31

おいち不思議がたり
「おいち不思議がたり」 あさの あつこ・著 PHP文芸文庫
主人公は江戸深川の菖蒲長屋で暮らす16歳のおいち。医師である父の仕事を手伝っている。おいちは霊感が強く、救急の患者が飛び込んでくる前に姿が見えたりする。急いで父親に伝えて準備を整える。しかし、今回は必死に助けを求める女が見えたのだが、患者は現れず。この世に思いを残して死んだ人の姿が見えてしまったらしい。老舗の生薬屋に起きた不審死に関わり、不思議な能力によって、絡み合う因縁の糸を解きほぐしていく。
あさのあつこさんの小説をはじめて読みました。「バッテリー」とか有名だけど、時代小説も書いているのですね。霊感のある女の子が主人公というと宮部みゆきさんの「震える岩」を思い出しちゃいました。内容は違いましたけど、この本も面白く読めました。時代小説をまだ読んだことがないという人に、おすすめしたいですね。1冊で話は一応の完結を見るけど、いろいろと謎はあるし、おいちの今後の成長を見守りたい気持ちです。まだ話は続いているみたいです。文庫化したら、続きも読みたいです。