セブン・デイズ・イン・ハバナ2012/08/14

セブン・デイズ・イン・ハバナ
「セブン・デイズ・イン・ハバナ」を観てきました。
キューバの首都・ハバナの月曜日から日曜日の7日間を切り取ったようなオムニバス映画です。1日ごとに監督が違っていて、1つのストーリーではありませんが、ちょっとだけ同じ登場人物で、つながっている話もあります。
監督は「エンター・ザ・ボイド」のギャスパー・ノエや「苺とチョコレート」のフアン・カルロス・タビオなど7人の監督が1日ずつ担当しています。俳優のベニチオ・デル・トロも監督デビューしています。
アメリカ人青年がハバナにやってきて、バーでナンパする話や、エミール・クストリッツァ監督(本人が演じている)が、ハバナ映画祭に出席する話など。説明は少なくて、はじめは何しているのだろうと思って見ていると、だんだんわかってくるような展開です。
ダニエル・ブリュールも出演していました。ハバナの人々のごく普通の日常の様子もあれば、異邦人が絡んでいる話も多いです。映画の観客も異邦人の立場でこの国を眺めている感じです。生活は大変そうだけど、この国の人々は官能的でパワフルで、ハイテンションです。独特の色彩感覚が溢れていて、リズムをきざみ続けています。音楽はうるさいほどの時もあるけど、素晴らしいです。特に「火曜日ジャムセッション」のトランペット演奏が私は好きでした。「金曜日儀式」という作品だけがちょっと異質なので、すぐにギャスパー・ノエ監督作品だとわかりました。エリア・スレイマン監督の「木曜日初心者の日記」では海辺で波が激しく押し寄せる映像が、美しかったです。

★★★☆☆