ラットマン2012/08/01

ラットマン
「ラットマン」 道尾 秀介・著 光文社文庫
結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮。彼は小さい頃に姉が亡くなっている。そのすぐ後に病気だった父も亡くなり、心を閉ざした母とは、通じ合えないでいる。ライブが目前に迫ったある日、練習中のスタジオで不可解な事件が起きる。疑心暗鬼になるバンドメンバーたち。事件か事故か、真実はどうなのか、過去の姉の死の真相と重なっていく…。
ちょっと暗いけど、すごーく惹きつけられて、次々とページをめくっちゃいます。あまり多くの情報が公開されてなくて、ちょっとずつ小出しに出てきます。それに怪しい材料だけが散りばめられ、読者は頭の中でいろいろ想像すると思うんですけど、どんどん裏切られていく内容なんです。予想外のどんでん返しです。想像ついちゃう内容なら、あまり面白くないと思うんだけど、いつも想像を超えているんで、私はとても面白かったです。