戸村飯店 青春100連発 ― 2012/07/29
「戸村飯店 青春100連発」 瀬尾 まいこ・著 文春文庫
大阪の庶民的な中華料理店戸村飯店には2人の息子がいる。要領が良くて、女子に人気の兄ヘイスケ。いかにも関西のノリで、ボケがうまい弟コウスケ。高校卒業を機にサッサと東京へ行く兄。弟のコウスケはいつも店の手伝いをしていて自分が店を継ぐことになるのだろうと思っている…。性格の違う兄弟、家族や地域の中での違和感を持っている兄。それぞれの立場から、自分を見つめ直していく青春小説。
とても面白かったです。勝手な兄なのかと思ったらそうでもなくて、立場が違うと見方も変わります。店の常連さんたちに軽口を飛ばして、自然に馴染んでしまう弟。器用そうに見えても、弟と同じことはできない兄。どちらも愛すべき性格で、両親はよく理解して見守っている。兄弟は仲良しでもないのに、心の支えにもなっているところもあるし、じんわりする良い話でした。
大阪の庶民的な中華料理店戸村飯店には2人の息子がいる。要領が良くて、女子に人気の兄ヘイスケ。いかにも関西のノリで、ボケがうまい弟コウスケ。高校卒業を機にサッサと東京へ行く兄。弟のコウスケはいつも店の手伝いをしていて自分が店を継ぐことになるのだろうと思っている…。性格の違う兄弟、家族や地域の中での違和感を持っている兄。それぞれの立場から、自分を見つめ直していく青春小説。
とても面白かったです。勝手な兄なのかと思ったらそうでもなくて、立場が違うと見方も変わります。店の常連さんたちに軽口を飛ばして、自然に馴染んでしまう弟。器用そうに見えても、弟と同じことはできない兄。どちらも愛すべき性格で、両親はよく理解して見守っている。兄弟は仲良しでもないのに、心の支えにもなっているところもあるし、じんわりする良い話でした。
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