九月の恋と出会うまで ― 2012/06/09

「九月の恋と出会うまで」 松尾 由美・著 新潮文庫
旅行会社に勤める写真が趣味の志織。ちょっと偏屈なオーナーのお眼鏡にかなった人しか住めないというマンションへ引っ越してきた。そのマンションの部屋で、ありえない場所から人が語りかけてきた。同じ建物に住む平野だと名乗る。姿は見たことあるが、話したことのないサラリーマン風の男だ。ただし、自分は現在の平野ではなく、未来から話しかけているという。事情があって自分のことを尾行してほしいと依頼される。本当に未来の人と話しているのか志織は疑うのだが、証拠を示されて、しぶしぶだが頼みを聞いてあげることにする。果たして、その目的とは…。
初めてこの作者の本を読みましたが、読みやすくて面白かったです。SFラブストーリーという感じかな。パラレルワールドのことはよくわからないけど、深く考えずに読めます。読者は主人公と同じように最初は疑問だらけなんですけど、尾行の目的がわかったあたりから盛り上がっていきます。読みながらいろいろな想像をしますが、予想はちょっとずつずれていって、納得するような形できれいに着地してくれました。
旅行会社に勤める写真が趣味の志織。ちょっと偏屈なオーナーのお眼鏡にかなった人しか住めないというマンションへ引っ越してきた。そのマンションの部屋で、ありえない場所から人が語りかけてきた。同じ建物に住む平野だと名乗る。姿は見たことあるが、話したことのないサラリーマン風の男だ。ただし、自分は現在の平野ではなく、未来から話しかけているという。事情があって自分のことを尾行してほしいと依頼される。本当に未来の人と話しているのか志織は疑うのだが、証拠を示されて、しぶしぶだが頼みを聞いてあげることにする。果たして、その目的とは…。
初めてこの作者の本を読みましたが、読みやすくて面白かったです。SFラブストーリーという感じかな。パラレルワールドのことはよくわからないけど、深く考えずに読めます。読者は主人公と同じように最初は疑問だらけなんですけど、尾行の目的がわかったあたりから盛り上がっていきます。読みながらいろいろな想像をしますが、予想はちょっとずつずれていって、納得するような形できれいに着地してくれました。
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