はやぶさ 遥かなる帰還2012/02/25

はやぶさ 遥かなる帰還
「はやぶさ 遥かなる帰還」を観てきました。
2003年5月小惑星イトカワのサンプルを採取するために、「はやぶさ」は宇宙に飛び立った。
プロジェクトマネージャーの山口(渡辺謙)をはじめ、プロジェクトに関わる人々は、万感の思いで「はやぶさ」を見送った。しかし、数々の困難が待ち受けていた。燃料漏れ、姿勢制御不能、通信途絶。ついに「はやぶさ」は行方不明になってしまう。イオンエンジン担当の藤中(江口洋介)と民間企業の森内(吉岡秀隆)、カプセル担当の鎌田(小沢征悦)ら多くのスタッフが絶えず復旧に全身全霊を注いでいる、しかし絶望的状況に瀕した時に、対立も起き、山口は決断を迫られる…。
竹内結子主演の「はやぶさ-HAYABUSA-」とは、また違った観点から見た話ですが、つい比較してしまいます。この映画で最も気になるところは、アメリカのNASAとは違って、予算の厳しいJAXAの状況です。世界に誇る技術力がありながら、建物や設備はボロボロで、がんばっている人たちがいるってことです。皆、優秀な人たちなんでしょうが、自分がラクをしようとか、お金もうけをしようという気持ちはなく、大いなる希望や未来のために、困難を乗り越えようとしているのです。
わかりやすさで言えば「はやぶさ-HAYABUSA-」の方がお薦めです。こちらの方はかなり真面目な社会派な映画になっております。そのせいか、はじめの方はちょっと寝ちゃいました。

★★★☆☆