本当はちがうんだ日記2012/02/24

本当はちがうんだ日記
「本当はちがうんだ日記」 穂村 弘・著 集英社文庫
歌人の穂村弘のエッセイ。1つの話が4ページぐらいです。著者が日常に感じたこと、考えたことが満載。電車の中でチョコっと読むのにちょうどいいです。ニンマリしちゃったりするけど。
そうそうと思うことから、著者独自の観点で、へーそう思うのかとビックリすることもいっぱい。
どっちかというと、私も同じことを感じていることが多いけど、著者のようにそれを上手く、なおかつ面白く表現できるのがすごいです。喫茶店のカウンターにいる「常連」さんが怖かったり。同じスポーツジムにずっと通っていても、なかなか言葉を交わす人ができない。他の人たちは、すでにお友達同士になっているのに。しょうがないので一人もくもくとトレーニングしているとかね。私がジムに通っているわけではないけど、そのように知らない人となかなか馴染めないです。著者と同じようにエスプレッソは素敵な飲み物だと思っているけど、苦くて飲めないというのも、結構そういう人、いると思いますけど、著者みたいに無理して飲んでいないけどなぁ(笑)。
共感と驚き満載の本です。モテないとか、彼女がいないと書いているわりには、女の子の話や、後半は妻の話があって、あれれと思いますが、十分モテてるじゃんとツッコミたくなります。