人生はビギナーズ2012/02/22

人生はビギナーズ
「人生はビギナーズ」を観てきました。
父の死後、沈みこんでいるイラストレーターのオリヴァー(ユアン・マクレガー)38歳。話し相手は父の残した犬。みかねた友人が、パーティーに連れ出すと、そこでアナ(メラニー・ロラン)と出会う。アナとは良い感じになるのだけど、父のことから、なかなか立ち直れないオリヴァー。
母の死から5年後に、父(クリストファー・プラマー)は、本当はゲイだったんだとカミングアウト。若い男の恋人もできて、その後、病気が発覚するのだけど、最後は好きなように生きた人。オリヴァーは父との最後の日々を思い返す。同時に、母と過ごす子ども時代も。どこか違う夫婦関係、憂鬱な母。今思えば、父は結婚したものの、どうしても女性を好きになれなかったのかも。臆病な性格のオリヴァーは、自分の恋愛も自分の方から終止符を打ってしまう。自分の気持ちに正直に生きようとした父を思い出し、変わらないといけないと思うオリヴァー。
語りが詩的で、嫌いではないけど、テンポが独特。繊細といえば聞こえがいいけど、きれいな女性がそばにいるのに、ずっとウジウジしているところが、理解しづらい。おそらく変わった家庭で育ったせいで、うまく愛情表現したり、持続させたりすることができないのかもしれないけど。ラブラブな時はあてられちゃうし、なんか恋人同士のイザコザを見ているような感じ。アナはミステリアスで、よくわからない。立派なホテルに泊まっているし、何をしているのかよくわからない。女優なのかも。演じるメラニー・ロランはきれいで、キュート。犬もすごく利口でかわいいの。妄想?なのかわからないけど、話さないのに会話もしている。ユアンとメラニーの魅力で見れるけど、好きじゃない人はだめかも。

★★★☆☆