Spice -映画・本・美術の日記-

「ダーク・フェアリー」の試写会へ行ってきました。
両親が離婚している少女サリー（ベイリー・マディソン）は、父（ガイ・ピアーズ）の仕事の都合でロードアイランド州郊外にある19世紀に建てられた屋敷へ引っ越してくる。父の恋人キム（ケイティ・ホームズ）も一緒に生活するが、今まで母と暮らしていたサリーはなかなか馴染めない。屋敷の地下に潜んでいた魔物たちがサリーを狙いはじめるが、大人の前には姿を見せず、サリーがいくら言っても信じてもらえないどころか、心因性の病気を疑われる。
おどろおどろしく怖がらせようって感じで作ってある映画です。1973年のTV映画「地下室の魔物」のリメイクというせいか、古典的なホラー映画でした。
最後ちょっと意外でしたけど。
監督はトロイ・ニクシーという人で、よく知らないですが、製作・脚本がギレルモ・デル・トロです。
監督作「パンズ・ラビリンス」や製作の「永遠のこどもたち」が大好きなので、それに比較すると普通でした。
怖いのが嫌いな人は見られないかもしれないけど、魔物（？）が小さくて、そんなに強いの？って感じがしちゃった。ただ数はいっぱいいます。主人公のサリー役のベイリー・マディソンは天才子役と言われているみたいだけど、たしかにうまいかも。でも、そもそもなんで、怖がっている女の子が、地下室に近づくのかとか、小道具のカメラがもっと生かされるのかと思えばそうでもなく、ストーリーにはあまり納得できないし、後味も悪いのでちょっとマイナス。

★★★☆☆