ニューイヤーズ・イブ2011/12/31

ニューイヤーズ・イブ
「ニューイヤーズ・イブ」を観てきました。
大晦日のニューヨーク。働きづめのイングリット(ミシェル・ファイファー)は仕事を辞め、今年中に達成したかったことをメッセンジャーの青年ポール(ザック・エフロン)に手伝ってもらって実行することにする。歌手のジェンセン(ジョン・ボン・ジョヴィ)は1年前にプロポーズしておいて、直後に彼女のもとを去ってしまった。その女性ローラ(キャサリン・ハイグル)と再会する。イラストレーターのランディ(アシュトン・キャッチャー)は、ニューイヤーズ・イブが嫌いで、家にこもっていたのに、マンションのエレベーターで1人の女性と閉じ込められてしまう。
オムニバス風の群像劇なので、もっといろいろな話があるのですが、8~9組の男女が出てきて、それぞれの恋愛模様や出産、死期のせまった病人などの大晦日の1日が描かれています。多すぎて、もうちょっと削ってもいいのではないかと思ったりもしますが、関係のない人かと思ったら実はつながりがあったり、相手がこの中の誰なのかと考えさせて巧みな構成です。
ニューヨークのタイムズスクエアのカウントダウンの様子など、ニュースで見たことがあるくらいですが、雰囲気が味わえます。ボールドロップというのも、知らなかったので、こういうのがあるのだなぁと。
ハリウッド映画らしく、どれもおしゃれでハッピーな結末で、それが逆にハナについたりもします。でもエンディングロールでNGやオフショットみたいなのが、面白いのです。おちゃめなデ・ニーロとか見れて、後味がアップして気持ち良く映画館を出れました。

★★★★☆