RAILWAYS 愛を伝えられない大人たち2011/12/02

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たち
「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たち」の試写会へ行ってきました。
富山地方鉄道の運転士の滝島(三浦友和)は、定年を1ヶ月後に控えて、妻とゆっくり旅行するような生活を考えていた。一方、妻の佐和子(余貴美子)は、今まで家族のために尽くしてきたので、夫の定年を機に看護師として仕事に復帰することを望み、勝手に面接に行ってしまう。夫の理解が得られないので妻は家を出ていってしまう。
この世代のお父さんというのは、いかにも日本男児で、実際の三浦友和さんとは違うと思うけど、頑固で無口で自分の意見が正しいと思っています。ぶっきらぼうだけど、奥さんのことを愛しているのがわかります。娘(小池栄子)は、母のかたを持つ、これもよくある話です。
一方、妻は自分の人生を生きたいと模索しています。ある程度の年齢になって、本当に自分のやりたいこと、人生の意味について考えます。これも、わかるなぁと思います。でもダンナさんと一緒に、悠々自適な生活も私は、良いと思うんだけどね~。人それぞれですから、働くのはお金のためだけじゃないんですよね~。
お互いが想いあっているのに、すれ違っていくわけです。いかにも熟年離婚世代です。お笑いどころ担当は、運転士同僚役の中川家礼二さんが頑張っています。よく見るとお笑芸人ななめ45°の人も出ています。
前作の「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」も良かったけど、こちらはもっと年齢を召した夫婦のお話ですね。しみじみとしました。

★★★★☆

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