猿の惑星:創世記(ジェネシス)2011/10/25

猿の惑星 創世記ジェネシス
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」を観てきました。
若き科学者ウィル(ジェームズ・フランコ)はアルツハイマーの治療薬を開発していた。試験的に投与したチンパンジーは驚くほどの効果がみられたが、その後暴れたために、射殺されてしまう。そのチンパンジーが赤ん坊を生んでいたことがわかり、処分されることを恐れてウィルは密かに家に連れ帰る。シーザーと名づけて、家族として育て始める。シーザーは投薬の効果があったチンパンジーの知能を受け継いでおり、並外れた能力を有していた。ウィルとも手話で会話ができるようになって肉体的にも精神的にも成長する。
ある事件がきっかけで、施設に収容されてしまったシーザーは、人間の愚かさに失望し、仲間を育てあげて行動を起こす…。

「猿の惑星」の創世記とあるように、どうして人類の文明が崩壊したのかが、わかるようになっています。シーザーの表情が豊かで、眼力でいろいろなことを語っています。赤ちゃんの頃はかわいいけど、どこかアニメみたいに思えてしまうのだが、成長したシーザーは、まさに1人の人間。モーション・キャプチャーの第一人者アンディー・サーキスが演じているので、単なるCGではなくて、命が吹き込まれています。ウィルのお父さん役がジョン・リスゴー、恋人役は「スラムドッグ$ミリオネラ」のフリーダ・ピント、収容施設の監視役に「ハリー・ポッター」シリーズのドラコを演じているトム・フェルトンが出ています。
猿たちが暴れまわる映像もリアルだし、次はどうなるのかと興味もわいて、面白い映画でした。エンターテイメントとして楽しめるし、考えさせられる映画でもあります。

★★★★☆