八朔の雪2011/09/13

八朔の雪
「八朔の雪 みをつくし料理帖」 髙田 郁・著 ハルキ文庫
大阪からやってきた18歳の少女・澪は、神田御台所町のそば屋「つる家」で働いています。もともと料理修業をしていた澪は、そこの調理場で酒のつまみ等を作らせてもらっています。故郷の上方料理と江戸の味の違いに戸惑いつつも、天性の舌を持ち、創意工夫をすることによって、料理を考えていきます。困難がいくつも待ち受けているけれど、周囲の人々の人情に助けられて、澪は成長していく…。
ハマりました。ストーンと。お料理がいろいろ出てくるのも、おいしそうだし、最後に料理のレシピまで出ています。多分、作らないだろうけど(笑)。
連作形式の下町人情もの。苦難に負けずに奮闘するけなげな主人公とそれを見守る周囲の人々。こういうのに弱いです。シリーズで6冊くらい出ているようなので、全部読みたいです。