Spice -映画・本・美術の日記-

「カーズ２」を観てきました。
前作で親友同士になった天才レーサーのマックィーンとおんぼろレッカー車のメーターは、久しぶりラジエーター・スプリングスで再会した。今度は世界グランプリに参戦することになったマックィーンはメーターも誘って、ピットクルーとなる仲間たちと一緒に決戦の地、日本を目指す。おおはしゃぎのメーターを恥ずかしく思うマックィーンは１回戦で、メーターの指示のせいで負けてしまっこともありメーターを怒鳴りつける。ショックを受けたメーターは１人で帰ることにするのだが、世界を支配しようとする巨大な陰謀に巻き込まれてしまう。イギリスのベテランスパイのフィン・マックミサイルと新米スパイのホリーは、その陰謀の黒幕を追っていて、メーターもスパイの仲間だと勘違いしてしまう。わけもわからないまま、潜入捜査などを行うメーター。マックィーン達にも危機が迫っていることを知ったメーターは、マックィーンに警告しようとする。マックィーンも大切な友達であるメーターを怒ってしまったことを、気にしていた。数々の妨害や事件があって２人の絆はどうなるのか、黒幕は誰でその目的とは…。日本、フランス、イタリア、イギリスを舞台に、各地でカーチェイスは展開される。
３Ｄ鑑賞でした。日本が出てきて、うれしいおかしい。相撲や歌舞伎も車がやっているし、ウォシュレットなどは、高機能になっていて、楽しませてくれます。今回は００７やミッションインポッシブル、ボーンシリーズなどを混ぜ込んだような、スピード感あふれる展開で、あれあれれという間に話はどんどん進んで行きます。ヨーロッパの美しい街並みがきれいですが、早くてじっくりとは見ていられません。でも、すごい完成度です。トイストーリーみたいに２人の友情を軸に、アクションを詰め込んだエンターテイメントになっています。それが人間じゃなくて、全て擬人化した乗り物が演じているのが、ナンセンスながらおかしいんです。自動車だけじゃなく、船や飛行機、電車などもみんな顔があってお話できるんです。車が入国審査を通って、飛行機に乗ったり、レストランへ食事にも行ったりします。車に詳しい人が見たらもっと楽しいのかもしれません。
「トイ・ストーリー３」のその後を描いたショートムービーが同時上映で、これまた、うれしかったです。

★★★★☆