新少林寺/SHAOLIN2011/08/01

新少林寺
「新少林寺/SHAOLIN」の試写会へ行ってきました。
軍人(将軍?)の侯杰(アンディ・ラウ)は傲慢な人物であったが、部下の曹蛮(ニコラス・ツェー)に裏切られ、命からがら少林寺まで逃げる。最愛の家族を失い、出家することを決意する。戦火に苦しむ民衆のことを知り、禅の心を悟り改心してくのだが、少林寺に危機が迫り、民衆のため少林寺のために戦う。ひとりの男の成長物語なんだけど、アクション満載で、武術の華麗さを魅せてくれます。
ジャッキー・チェンは武術の師匠みたいな役なのかと思ったら、少林寺の料理人で、達人というほどではないのだが、料理の技術を使って戦ってくれるので、ちょっと笑わせてくれます。ウーロン茶のCMに出ているファン・ビンビンはアンディ・ラウの奥様役で出演。ニコラス・ツェーは珍しく悪役でちょっと鬼畜な感じです。「十三人の刺客」の吾郎ちゃんほどでもないけど、ちょっと思い出しちゃいます。すっかり改心したアンディ・ラウはしつこいほどに、元部下であるニコラス・ツェーにも“禅の教え”を説きます。そこんとこは、ちょっと映画を通して、その教えを伝えられている気分になります。
アクションや人間ドラマとしては男の人なら、好きな映画じゃないでしょうか。私は馬がいっぱい倒されてしまう戦闘シーンが多いので、馬は大丈夫なのかとハラハラしちゃいました。おびただしいほどの屍がいっぱい登場するので、あまり楽しくはないですが、素晴らしい人間ドラマになっているとは思いました。でもよく考えると主人公が少林寺に行ったことで、少林寺が攻撃される結果になり、死者も出てしまったようにも思うんだけど。その後はどうなったのか、ちょっと気になるところです。

★★★☆☆

コメント

トラックバック