紅蓮鬼2011/01/07

紅蓮鬼
「紅蓮鬼」高橋克彦・著 角川文庫
平安の時代。志摩の国に怪しい船が迷い込む。その後に起こる8人の男の
惨殺事件、驚くべきことに容疑者は若い娘。娘を取り調べた加茂忠道は、
その後、姿を消してしまう。兄の失踪をうけて陰陽道の修業をしている弟の
加茂忠行が、調査を始める。この事件には鬼が関わっているのではないか
と疑っている。
性的な関係を通して男や女に自在に取り憑いて、その人を操っていく淫鬼
の目的は何か。忠行は一族の中でも強力な力を持つという叔父の忠峰と
その弟子・香夜と共に、鬼退治に挑む。

鬼が怨鬼を蘇らせて、配下にするのだけど、いつも懐に入っていて、泥人形
の姿をしているそうです。足を隠されてしまい、主人の言うことを聞いてい
るのだが、なぜだか「シュレック」のクッキーマンを想像しまいました(笑)。
鬼2人の会話は意外と人間くさく、ひどいことをしていても、それほど禍々
しく感じないのです。
忠峰の教えを受けて成長していく忠行の姿も描いています。人に取り憑く鬼
は、なんだかハリウッドでいえばエイリアンものみたいだけど、平安の時代
ということもあって、優雅な雰囲気もあります。夢枕獏の陰陽師シリーズが
好きな人は特に面白いと思います。そうでなくても楽しめます。

坦々麺2011/01/07

坦々麺
今日はとっても寒かったですぅ。
おもわず“陳麻家”へ寄って坦々麺を食べて帰っちゃいました。
辛いけど、クセになる辛さですね。