四十九日のレシピ2010/07/01

四十九日のレシピ
「四十九日のレシピ」(伊吹有喜・著)を読みました。
どうして、こんなに涙もろくなってしまったんだろう。
はじめのエピソードから、映像が見えるようで、泣けてしまいます。
自分が死んだ後に、残された愛する家族が、困らないように、
元気づけるために、乙美さん(享年71歳)は、準備をしていました。
まず、乙美さんの四十九日までのお手伝いが来ます。
真っ黒に日焼けして、黄色い髪、目の周りを銀色の線でふちどった
若い女の子です。生前、乙美さんに絵手紙を教えてもらっていたと
いう生徒です。私は浜田ブリトニーさんを想像しました。
映像化するなら、演じてもらいたいです。
彼女が、乙美さんのダンナ様と、娘を手助けしながら、乙美さんが
したかった四十九日の宴会の準備を一緒にやっていきます。
娘百合子は、夫婦の問題を抱えていて、実家に戻っています。
お料理や掃除のコツなどを、挿絵入りで作ったレシピを見ながら、
他の人の助けも借りて、父娘は元気を取り戻して行くのです。
さりげない伏線がいっぱいあって、みごとなストーリーで、泣かされ
ちゃいました。
小説の中では、乙美さんはすでに亡くなっているのですが、乙美さんが
どんなに魅力的な人なのかが、伝わってきます。
「食堂かたつむり」が好きな人は、この本もきっと好きになります。

必死剣鳥刺し2010/07/02

必死剣鳥刺し
「必死剣鳥刺し」を試写会で見てきました。
東北の海坂藩の物頭である兼見三左エ門(豊川悦司)は、自分が仕える
藩主の側室をいきなり城内で刺し殺すところから映画は始まります。
藩をいいように動かしている側室が失政の元凶であったこと、自分は既に
最愛の妻を亡くしていて、斬首は覚悟の上の行動であった。
しかし、意外にも寛大な処分が下される。
1年の閉門の後に、再び藩主の傍らに仕えることになり、腑に落ちない
思いを抱いている。
三左エ門は剣の使い手で、誰も見たこともない秘剣“鳥刺し”という技を
持っていることで、中老の津田(岸部一徳)が藩主にとりなして、傍らに
仕えさせていたことがわかる。
その津田に呼び出され、藩主家に対立している、ご別家の帯屋(吉川晃司)
から、藩主を守るよう秘令受ける。

全体的に暗い感じで、ちょっと人にススめにくい映画ですね。
山田洋次監督の「隠し剣鬼の爪」などの時代劇3部作に比べると、
救いが少ないように思えました。方言もひかえめです。
過酷な運命に翻弄され、運命のままならなさを見せつけられます。
三左エ門に思いを寄せ、献身的に尽くす妻の姪(池脇千鶴)にも、心を開け
ず、無口で生真面目な役は豊川悦司には合っていましたが、見ている方は、
何を考えているのかわからないし、行動が理解できにくいです。
常にシリアス顔の重苦しいトヨエツでした。かっこいいんですけどね。

★★★☆☆

岩がき2010/07/03

飲みに行きました。
生の岩がきはポン酢で。
子持ち昆布の串揚げは、面白い食感です。
手前はシーザーサラダです。
グリッシーニに生ハムが巻かれています。

ヒックとドラゴン2010/07/04

ヒックとドラゴン
「ヒックとドラゴン」を試写会で見てきました。
バイキング族長の息子でありながら、ひ弱なヒックは、ある日傷ついた
ドラゴンと出会う。
バイキングとドラゴンは長年に渡り、戦い続けていたが、そのドラゴン
を殺すことができず、弱っているドラゴンのトゥースにエサの魚を持っ
ていってあげたり、傷ついた尻尾に工夫して補助具を作ってあげる。
そのうちに秘密の友情が芽生えていく。
ドラゴンの特性を知ることで、ドラゴンとバイキングが対立することに
疑問を感じるようになる。

試写会は2D上映で、残念だったのですが、空を飛ぶシーンがいっぱい
あるので、3Dで見たら気持ち良いかもしれません。
ドラゴンのトゥースの表情がかわいいし、人物のキャラクターも良かっ
たです。ドラゴンも種類がいろいろあって、姿や攻撃力が違っていて、
描きわけられています。

予告編や映画紹介から、想像できるような話が、そのまますぎる気が
しましたが、なかなか楽しめました。

★★★☆☆

ハイチコーヒー2010/07/05

ハイチコーヒー
ハイチコーヒーを飲みに行きました。
わりとあっさりしていて、私は好きです。
カフェ・ハイチという店で飲めます。
砂糖とミルクの間にあるのはブランデーです。
ちょっと入れて香りづけ。

語りかける風景2010/07/06

語りかける風景
ストラスブール美術館所蔵“語りかける風景”という美術展へ
行ってきました。
渋谷のBunkamuraです。
ストラスブールはフランスのアルザス地方の都市のようですが、
素敵な絵がいっぱいあるんですね。
自然の風景を描いたものが多くて、見ていて気持ち良かったです。

五つ葉のクローバー2010/07/07

五つ葉のクローバー
金運をもたらすという説もありますが、実際どうなんでしょう。
この日は四つ葉もいっぱい見つけました。
五つ葉も他にもありました。
これを見た人の金運アップしますように、写真を載せてみます。

京成パンダ2010/07/08

京成パンダ
京成電鉄のキャラクター“京成パンダ”です。
ゆるキャラやかわいらしいキャラクターが多い中、ずいぶんと
個性的ですよね。はじめは「え~~っ」と思いましたが、見なれ
てくると、こういうのも京成らしくていいんじゃないかと。
電車のドアに貼ってある「ドアに注意」のステッカーなどにも
このキャラクターが使われています。
京成は上野駅が始発ということもあり、パンダなんでしょうね。
しかし、松坂屋のさくらパンダの方がかわいいなぁ。
この写真は3000個限定で7日に発売された京成パンダマスコッ
トです。同僚が買ってきたので、見せてもらいました。

かみかつ2010/07/08

かみかつ
ニュートーキョー名物の“かみかつ”です。
一度、食べるとハマります。
巨大なんですが、すごーく薄くて、カラっとしているせいか、
大きさのわりにあっという間に、食べられちゃうんです。
下にキャベツが敷いてあって、それにドレッシングらしきもの
がかかっているんです。キムチソースみたいなの。
かつと一緒に食べると、合うんですよ。
この写真はナイフで切った後の写真です。
こってりしたものが苦手な人でも、一度トライしてみてください。

四畳半神話大系2010/07/09

四畳半神話大系
「四畳半神話大系」(森見登美彦・著)を読みました。
主人公「私」は大学の三回生。バラ色のキャンパスライフを求めて、
入学したのにうまくいかず、悪友の小津には振り回されている。
入学した時に、悩んだ4つの選択があったのだが、どれに入ったら、
良かったのだろうか。
この4つの世界が順番に描かれるという、不思議な小説。
映画サークル「みそぎ」、「弟子求ム」という奇想天外なビラ、
ソフトボールサークル「ほんわか」、秘密機関「福猫飯店」
4つ目の話で、パラレルワールドが存在することがわかり、その結果、
妙な出来事が起こるのだが、どの道を選んでも、似たような結末に至る。
その微妙な違いが楽しい。
そして、弟子求ムという師匠や、悪友小津、孤高の乙女・明石さんなど、
個性的な人々が登場する。
この4つの話の構成がわかるまでは、なかなか読み進まずに、時間が
かかってしまったけど、最終的には楽しめました。
アニメにもなったそうなので、見てみたかったです。