ルーシー・リー展2010/05/17

ルーシー・リー展
ルーシー・リー(1902-1995)
ウィーン生まれ、裕福なユダヤ人家庭で育ちます。
当時のウィーンはクリムトやシーレが活躍している時代です。
戦争が近づいた頃、イギリスに亡命し、半生はイギリスで過ごします。
93歳で亡くなるまで70年近くも独自のスタイルの陶芸を制作し続けま
した。20世紀を代表する陶芸家の一人です。
その作品はシンプルなフォルム・優雅で洗練されたデザインと色合い
です。
陶芸のことはあまりよくわからないのですが、ルーシー・リーの作品
には、前から興味がありました。
一度にたくさんの作品を生で見る事ができて、とても良かったです。
陶芸でボタン制作もしているのですが、高価なアクセサリーのように
きれいでした。ネックレスやチョーカーも作っています。
器は、思っていたよりも厚みがなくて、使いやすそうです。
シンプルで美しいデザインという言葉が一番合うのでしょうか。
彼女の作品だとすぐにわかるようなオリジナリティある色合いです。
ご本人の写真は初めて見ましたが、工房で真摯に作品と向き合って、
制作を続けた生き方や人柄が作品に表われているような気がします。