かまいたち2010/02/19

かまいたち
「かまいたち」宮部みゆき・著を読みました。
初期作品4編を収めたものですが、この中の2編は連作風になっていて、
後に書いている「震える岩」の原型のような小説です。
お初には、他の人には見えないものが、見えるのです。霊感ですかね。
その恐ろしい光景に戸惑いながらも、事件の真相に迫る話です。
表題の「かまいたち」はまた別の話で、江戸を騒がす「辻斬り」を見てし
まった娘が主人公です。
初期作品といっても、どれも面白くて、読みやすいです。
ふだんあまり時代小説を読まないという人にも、おすすめしたい本です。