ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女2010/01/25

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を見てきました。

暴露記事がもとで、名誉毀損で訴えられた雑誌「ミレニアム」の
記者ミカエルは、裁判で負けてしまう。
そんな時に、大企業のヴァンゲル・グループの元会長から、
40年前の事件を調べてほしいという依頼があった。

ヴァンゲル一族が暮らす島で、少女が忽然と姿を消した。
その時、島に行く道が事故で封鎖されていて、島には一族の者しか
いなかったし、島の外へ出るのは不可能だった。

ずいぶん昔の事件で、手掛かりの少ない状況の中で、ミカエルは
調査を開始する。凄腕ハッカーで、背中にはドラゴンのタトゥー、
鼻ピアスを付けた女性リスベットの助けを借りて、2人は真実に
近づいていく。

スウェーデンのサイコ・サスペンスで、ハラハラドキドキして
映画に惹きこまれる。
映像はほとんど雪景色でずっと暗い感じだけど、そこもまた
この映画の雰囲気を盛り上げていている。
この暗さ加減が、好みの分かれるところかもしれない。
自分は北欧に憧れているので、好きなのかも。

ハッカーのリスベットは暗い過去があり、つかみどころのない
女性なんだけど、きれいだし、頭が良くてかっこいいの。

目をそむけたくなるシーンも多少あるけど、話の展開が秀逸で、
予想外の結末が待っている。
「ダ・ヴィンチ・コード」「薔薇の名前」的な映画じゃないかな。
エンドロール終了後、次の映画の予告があるので、最後まで
席を立たないで。

★★★★★

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_ Movies 1-800 - 2010/02/20 01:07

Män som hatar kvinnor (2009年) 監督:ニールス・アルデン・オプレヴ 出演:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、スヴェン=ベルティル・タウベ 世界的ベストセラーとなったスウェーデン人作家スティーグ・ラーソンの同名小説の映画化で、富豪の老人から40年前に姪が失踪した事件の調査を依頼された出版社の男が謎の女ハッカーの協力を得て真相を暴くミステリー。 犯人は一族の誰かと限定されているので、誰が犯人かというより、その理由に注目されるのだが、聖書の悪意的解釈、ナチスの影が絡んだ犯行の猟奇さに加え、直接、本編とは関わりのないヒロインの境遇など題材の全てが暗く重いので、観ていて楽しくなる作品ではないにも関わらず、画面に釘付けになるような力強さがあり、とりわけ本編に突入してからは時間の経過を感じさせない。 日本でも出版された小説がいろいろと賞を受賞するなど話題になっているだけに、原作の方もぜひ読んでみたいと思う。 例によって例のごとく、ハリウッド・リメイクが予定されているようだが、この暗さをどこまで継承できるだろうかと気になる。 小説同様、映画も3部作で、本国スウェーデン他北欧では既に公開済みのようなので、日本でも間をおかず、続けて公開して欲しい。