劇場版マクロスF虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~2009/12/04

「劇場版マクロスF虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」を見てきました。

ストーリーを説明すると、長くなっちゃうのですが
西暦2059年、かつて地球に住んでいた人類は、巨大戦艦の上に、
人工の町を作って生活している。
そうちのひとつ「フロンティア」(マクロスFのFはフロンティアのこと)
が舞台。かつての地球のような街並み、路面電車も走っている。

近隣の「マクロス・ギャラクシー」出身のトップ・シンガーである
シェリル・ノームがフロンティアでコンサートを開く。
その演出に関わるパイロット養成コースの高校生早乙女アルトが主人公。
彼はかつては、歌舞伎(大衆演劇風)の女形だった。

中華料理店でアルバイトをしている女子高生ランカ・リーは、
シェリルに憧れていて、歌手志望。
アルトの計らいでシェリルのコンサートに行けることになる。

そのシェリルのコンサートの最中に未知なる敵(異星生物?)が
フロンティアを襲う。
ランカの兄オズマは特殊な民間軍事部隊SMSに所属し、
戦闘機がロボットに変型するバルキリーの部隊を率いている。
早乙女アルトも巻き込んで、敵と戦う。

1982年にTV放送していた「超時空要塞マクロス」の設定からは
後の世界の話であるらしいが、3つの要素は同じ。
『バルキリーによる“メカ・アクション”』
『パイロットとヒロインの“恋の三角関係”』
『ストーリーの要となる“歌”』

感想はというと、みんな髪型がちょっと変わっている。
あとはシェリルは、まるでフィギュア。
歌のシーンが多く、歌声がかわいくて、本当にコンサートに
行ったような気分になる。
それに、高校生の恋の行方的な、超少女マンガちっくなとこも
あるので、案外、女の子向けにできていると思う。
こっちが気恥ずかしくなっちゃうような乙女ちっくさ。
戦闘シーンは、音楽をバックに映されるシーンが多いので、
まるでダンスを見ているような感じ。
エヴァンゲリオンを見た時は、そういうのがはじめてだったから
斬新って思ったけど。

登場人物が多く、言葉が難しいし、複雑な話をまとめているので、
マクロスに詳しくないと、ちょっとわかりにくいかもしれません。
でも、単純に楽しむことができた。

誰が敵なのかもちょっとハッキリしないのと、ランカにまつわる謎も
残り、また次の映画でということになる。
もともと2作品構成で、エンドクレジッドの後に予告が流れる。

★★★☆☆